毎日は意外と面白いことがあるよね
確かに連休貰った。けど予定が無い。
29日と30日は私が仕事なもんだから予定が合わないっつって飼い猫置いて、世話係に私も置いて、母は実家へ帰った。
大学生の妹はずっと合宿でいないし、しかも気軽に誘える友達なんかいない。
25歳OL5連休もてあます。悲しい響きだよ。
と言うわけでもはやプリンと呼べないぐらい放置された毛髪を染めるべく
とりあえず美容院の予約を入れたのだ……。
それで今日行ってきたわけよザキン。
さすがに連休だから混んでてしかも外人ばかり。
アジア系の団体ツアーみたいなのもあったりして、暑いし帰りたいってなって…
ちょっと早く着いちゃったからトイレ行ってから向かおうと思って
並んだら後ろに5歳ぐらいの女の子とおばあちゃんが並んでね。
会話がすごかったのです。
女の子「そんでね、地面にずどーんてしたから拾ってあげて」
おばあちゃん「ずどーんてしたの?」
女の子「そう、で、元気なかったからお墓作ってあげた」
ここが会話の冒頭なんだけど、私軽くパニックだった。
なんだかよくわかんないけど”元気ない”けと”お墓”って生き埋めなのか!?って
おばあちゃん「ふ~ん」
女の子「冬でまだ寒かったから弱ってたんだね」
おばあちゃん「たしかに季節がねえ」
女の子「お母さんは捨てるって言ったんだけど可哀そうだからお墓にしたんだよ。蝶々はキンカンが好きだからキンカンの棒にした」
おばあちゃん「そうなの、キンカンが好きなのねえ。優しいねえ」
あ、なるほど、寒い時期弱った蝶々が死んだところに遭遇してお墓を作ったって話だったのか。と、ふむふむ納得してたらその後おじいちゃんが毎日ガムを噛んでて虫歯にならないようにしているって話になり、わたしも大きくなったら虫歯にならないように気を付けなくちゃと言っていた。この子はいい子だなあなんてほっこりしてたら次の会話がすごかった。
女の子「おばあちゃんのおかあさんは死んじゃったの?」
おばあちゃん「死んじゃったねえ」
女の子「なんで?」
おばあちゃん「年だからだね!」
女の子「天国へ行った?」
おばあちゃん「たぶん」
たぶん…!自分の母を!!と思ってたところで私の番になった。気になるけどトイレ入らなきゃと。私が出るのとすれ違いで孫とおばあちゃんトイレにイン。
もうちょっと聞きたかったなと思いつつ美容室行って。
せめてゴールデンウィークの爪痕を残そうと思ってイメチェン()で前髪を斜めバングにしてもらった。
なかなかいい感じになったのでルンルンして帰るところ、
「せっかくなので休み満喫してくださいね」というお優しい担当のお兄さんのことばに触発されて普段は真っ直ぐ帰宅するところを銀座を散歩なんかしてみたりすることにした。
前々から気になってたピエールマルコリーニのお高いチョコでも買って帰って、明日母が帰宅したら一緒に食べようかなという期末手当後の気持ちの大きなところを発揮してちょっと寄り道して、6粒で2,000円越えというお高いチョコを買ってしまった。
さて帰ろ~って袋ぶらさげてルンルーン♪てな感じで改札くぐったわけよ。
そしたら正面から同じくルンルーン♪みたいな顔した外国人の男性が
歩いてきてさ、私に向かってなぜかサムズアップするわけ。
おっ、なにやらグッドな出来事があったのですかね?と思って
こちらも気分は最高だぜ!って気持ちでニッコリ微笑んだらさ、
近寄って何かモニョモニョしゃべられてさ。
英語中学生以下の学力しかない私軽くパニック。
後から考えたら声はバッチリ聞こえてたわけだから全然意味ないんだけど
星野源流してた両耳からイヤホン抜いて「なに?」ってジェスチャーしたわけ。
そしたら困った顔しながら
「ア~、アカチャン?」
て!!!私もう、ニコッとしたまま顔固まらせてヒャーーーーーーーーーーーってなりながら
首をゆっくり横に振った。そしたら「oh,OK」って。
オッケーってなに!?!?オッケーって何よ!!!
ドキドキしながらちょっとお腹さすったよね。確かに出てた。
まあそんな感じで一日充実していた。
溜めてた洗濯物も一気に洗ってよく乾いたし。
私のお腹に命は宿っていないけど、きっとAラインのふわふわストンとしたラインがマタニティぽかったんだわ、と自分を納得させて、コーヒー飲みながらコアラのマーチ食べてます。